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星に導かれて.....具体占星術☆☆
プーチン大統領
巷ではプーチン氏を占っている記事が多く見られます。邪魔な人間は容赦なく毒殺するロシアの伝統というか、北朝鮮と同じ匂いがする国なので好んでチャートを解説する気にはならなかった。しかし長引く戦火で多くの犠牲者を出してます。プーチン氏の動向を探らなくてはならない気になり始めました。
1952年10月7日 サンクトペテルブルグ生まれ 12:32:00
出生時間を過去の大きな出来事とプーチンらしい時間を捜して一応チャートを出しました。本人もしくは親族から聞いたものでないと信憑性はありません。あくまで推定チャートです。
プーチン氏の特徴は12ハウスに太陽・土星・海王星・水星があり、9ハウスの天王星と90度の角度。オフシャルな惑星より土星以降の惑星同士の角度が多いチャートです。改革を意味する天王星と根底から作り直す冥王星が1・2ハウスの惑星たちを牛耳っている配置です。
1ハウス蠍座の金星、7ハウス牡牛座の木星との150度。蠍座も天秤座も人とのコミュニケーションに気を使うサイン。映像から見ると無口そうな印象ですが中身は違います。コミュニケーションを表す水星は海王星・木星と角度をとっていますので、話がとてつもなく広がり止まらないおしゃべり好きなプーチン氏です。
プーチン氏の話し方をもう少し突っ込んでみます。水星は海王星とコンジャンクションしています。天秤座での水星・海王星ですが、元々は魚座が支配している部屋です。演説は理想を語り、民衆はプーチン氏に理想を重ねます。しかし所詮海王星なので時間と共に民衆は現実に引き戻されます。ヒットラーの民衆を熱狂させる演説に少し似ているところがありますが、プーチン氏は天秤座の太陽なので人の反応を気にします。ヒットラーほどの芝居かかった演説は苦手かもしれません。
社会的立場の10ハウスは獅子座となり、支配星太陽は12ハウスにいます。10ハウスには権力の冥王星が2ハウスの火星と12ハウスの惑星達と小三角を形成しています。冥王星は1ハウスから、火星は6ハウスから流れています。考えた末の行動力と押しの強さは天下一品です。
今後のプーチン氏の運勢傾向は、水瓶座に冥王星がトランジットすると(1ハウス・7ハウス・4ハウス・10ハウス)とやや不動のグランドクロスを形成します。個人表現と人脈の変化・家庭と社会立場の大変化。ナチュラルチャートでは1.4.7.10ハウスは活動サインなので影響は大きいはずです。
プーチン氏は自己主張出来なくなったら生きていても仕方がないと嘆くかも知れません。財を表す冥王星・木星の90度。かなりの額を蓄財していると思われます。グランドクロスが形成される時期になると、人々はプーチン氏から去り、不正蓄財も暴かれる事でしょう。
プーチン氏の振り上げた拳はメンツの為に自ら降ろせません。プーチン氏を止めるのはロシア国民からの戦争反対コールか、側近たちの内部崩壊など国内からの乱れがプーチン氏を止める唯一ベストな方法と考えられます。
すばらしい地球を維持するため、各国は自然環境に力を注いでいます。自ら戦争を起こして地球環境を悪化させたモンスターはどこに向かっていくのか。多くの犠牲者を出したプーチン氏は天から裁かれねばなりません。人間界では計り知れない厳格な帳尻合わせが迫ってきます。
ローマ法王のメッセージと民族戦争
2011年3月11日、14時46分に未曾有の大震災が東北地方で起きました。
大規模な地震災害を映像を通してもショックで、今だかって経験したことない心情でした。
世界から震災者に向けた支援やメッセージが発信されました。困ったときはお互い様という価値観を共有した過去がありました。あれから12年過ぎ共有どころか米国と中国の緊張。ウクライナ対ロシアが悲惨な戦争状態が続いています。
東日本大震災の被災者に向けてローマ法王が祈りのメッセージを発信しました。その時に日本は貧しくなると言ったそうです。被災者に向かって追い打ちをかけるような言葉を法王が言うわけないと調べてみました。法王のミサの内容から「日本は世界一冷たい国」弱者への思いやる気持ちが冷たいという。「心の貧困」ということらしいです。しかし法王は神の意志を人間に伝達する使命があるのであながち「心の貧困」だけではなく日本の経済も貧しくなると仰ったのでしょう。確かに日本は貧しくなりました。
今回は「心の貧困」がテーマでなく、「ファティマの預言」です。ポルトガルのファティマで起きた聖母出現の話です。3人の子供の前に聖母マリアが現れ、これらの出来事をローマ教皇庁が公認したというので有名になりました。聖母が3人の子供にメッセージを託しました。
三つのメッセージ
第1、子供たちに地獄のビジョンを見せた。
第2、世界大戦周到するが、さらに大きな戦争の勃発。
第3、聖母は1960年になつたら教皇に伝えなさいと厳命した。教皇は時を過ぎても公開しなかった。
第3の秘密を公開しない理由として、バチカンは現フランシスコ法王の後にインスタント的に決定された法王が最後となり、その後はバチカン国が無くなるという衝撃的な内容のようです。あまりにもショックで法王は封印してしまったのではないかと言われています。
春分点歳差が魚座時代から水瓶座時代に移行すれば星座が象徴する時代となり、人々の宗教観も変化してきます。総本山のバチカン滅亡も、約2000年続く水瓶座時代には考えられます。
聖母から託された3人の内ルシアは後に修道女になる。ルシアはローマ教皇に聖母からのメッセージを伝えました。ローマ教皇はロシア正教に対して世界平和の為に祈りを捧げて下さいと聖母からのメッセージを伝えました。キリスト教とロシア正教は1054年分裂しており、ロシアは聖母からの願いを聞き入れなかったのです。聖母は今後ロシアは戦争・迫害など多くの苦難を被ることになると告示しました。この事は3人の子供の前に現れメッセージを託した1917年頃の話です。聖母が告示したようにロシア革命・ソビエト連邦の崩壊・第二次世界大戦・クリミア併合。ウクライナ戦争など落ち着かない出来事が続きます。
ウクライナは地形的に欧州に近く、ゼレンスキー大統領は欧米派であり、NATO加盟を目指している。プーチン大統領は面白くないのでウクライナに戦争を仕掛けてきました。ウクライナがロシアの盾になれば欧州からロシアが守られると言う発想です。聖母がルシアに託した内容が本当だったらロシアは祟られた国といえます。ローマ教皇はロシアの為に祈りを捧げたが、ロシア正教は世界平和の為の祈りを捧げなかった。結果、ロシアは聖母から見放され混沌とした政情が続いている訳です。
プーチン大統領がクリスマス礼拝に一人で出席した映像では浮かない顔で映ってました。何か思う事があるのか分かりませんが、ロシア正教最高指導者キリル総主教はウクライナ攻勢を全面的に支持すると神に誓ったのです。これではロシアからの平和宣言はないという事になります。領土争いの根底には宗教戦争があり、アフガニスタン、シリア、クルド対トルコなど政治思想や民族の違いで武力衝突が今なお続いています。民族戦争は根深いのでマリアもキリストも頭を抱えていると思えてなりません。
2023年春分図
マンデン占星術で2023年を占う
チャートを出したら思わず声が出ました。惑星が12ハウスと1ハウスにほとんど集まっているからです。1ハウスの国民と12ハウスの隠されたものがテーマのようです。
1ハウスは、国家・国民・国のイメージ・7ハウスは国のパートナーなのでアメリカと対比する。
12ハウスは、敵・スパイ・テロ活動・裏社会・陰謀・6ハウスの軍事と対比する。
1ハウスの国家と国民はASC近くに木星とキローンの合。キローンは射手座を支配するとも言われている。乙女座から射手座までキローンの影響下にある。自我の共有、繁栄、高い精神性をなど人間関係の調和が示されている。世の中が閉塞感に満ちても精神性を高め、人との関係を大事にする国民性が感じられる。
ロシアとウクライナ問題で国のアイデンティティとは何かとニュースを通して見直されたはずです。国土を表す4ハウスに甲冑を着た女神、小惑星パラス(戦略や交渉を通して解決する知恵)とキローン・木星は90度の角度。牡羊座と蟹座はイケイケと保守の関係になります。国土を守るため、押しと引きの絶妙なバランス感覚外交が不可欠と思われます。今以上に国家と共に国民は日本の国土を守ろうと意識が高まるのでしょう。民衆の月は12ハウスにあり、感染症への意識が以前より薄れてきたけど、まだまだ用心深い行動のようです。
1ハウスの終わり際に天王星が富や発展を表す木星と30度の角度をとっています。2ハウス近くの天王星なので、国家の財政・金融市場が予想も付かない変化と読めます。
3ハウスは輸送・通信・教育・メディアを表し、パワー・闘争・事故を象徴する火星が入っています。12ハウスの敵と考えるとサイバー戦争での更なる強化。教育分野では幼児預かり園で虐待が行われていると問題になってます。預かり園に対して厳しい目が向けられます。行政が監査し改善策を促すが、人の心のあり方が幼児に密接に関係するので、保育士の人間形成教育が鍵と思われます。
10ハウスは最高権力・政府を表します。MCは山羊座であり、支配星は土星。その土星は12ハウスに入ろうとしています。相変わらず都合の悪いことは隠そうとするのか?サビアン度数(ハンターから隠れるリス)そのままです!用心深くなるので露呈しにくくなるかも知れません。対比の6ハウスは軍事でもあり、防衛強化の為に極秘に情報収集に力を注ぐ。
徹底的変化を表す冥王星が11ハウスに入ろうとしています。11ハウスは政党・議会・国庫の豊かさ(10ハウスから2番目なので国庫となります)。山羊座30度サビアン「秘密のビジネス会議」特兼階級の政治家が秘密の内に政策を強く押し出すのか?それとも社会制度が180度変わっていくのか(ベーシックインカムに移行準備?)どちらになるか今の段階ではハッキリしませんが、未来傾向が大幅に変わっていくことは確かです。
まとめ
感染症の恐怖はまだまだ続きそうですが、国民の心は出来るところで生活を楽しむ知恵が働いています。東北大震災では被災したにも関わらず、他人の事まで心配して助け合いの精神が世界から賞賛されました。コロナ時代も道義を重んじる国民性が感染症を静かに抑えてきたと思ってなりません。今後は生活そのものがつつましくならざる得ない時代がやってきます。その中でも大切な価値観を見つけて生活を楽しむ余裕が感じられます。政府やマスコミに踊らされず一人一人が真実を見極めるしっかりした目を持ちさえいれば、何とか大変な時代を乗り越える事ができます。これからスーパーの品数も少なくなるでしょう。家庭菜園で野菜を賄うことができたら安心ですが地べたがありません。プランターでは食べるほど出来ません。何か手立てを考えなければならないです。
時代のつなぎ目に立って
社会主義中国も情報操作が手に蔽えず、習近平を掲げるゼロコロナの破綻兆候が見えてきました。組織という共産党、一党独裁政治の権威にしろ、まさにトランジット冥王星が山羊座終盤にかかり、山羊座の権威という象徴が終わろうとしている。中国の知人はどうしているのか、中国のlineと言われる微信で連絡しましたが、接続エラーで繋がりません。いつもなら簡単に繋がるのに。やはり情報の拡大を恐れ中国政府は通話に制限をかけているのか、それとも現地の状況を知りたくて混線状態なのか分かりませんが、ワールドカップのマスクなし観戦者の映像を遮断した経緯があるので、情報の拡大を恐れての接続制限のような気がします。
約2150年かけて春分点は魚座時代から水瓶座時代に移行しているといわれています。そのサインが象徴する時代変更という考え方になります。魚座時代はイエスキリストが誕生し、宗教が最も盛んな時代と言われています。メシアが人々を救ってくれるという依存的信仰時代が続いた訳です。しかし、安倍元首相が銃弾に倒れた原因が、宗教二世の青年という、まさに魚座時代の終焉を迎えたと思わざる大きな事件でした。宗教団体は今後厳しい時代を迎える事になります。寺の檀家達の先祖供養も時代と共に変化していき、寺の存続があや踏まれています。これらも魚座時代の終わりを示しています。
魚座時代(I believe 私は信じる)から水瓶座時代(I know私は知っている)に移行し、どのような時代を迎えるか上げてみました。
魚座は12ハウスを受け持ち、向かい側の乙女座6ハウスにも関わります。
12ハウス:隠されたもの、入院、刑罰、修行、奉仕、療養、介護、奉仕、見えない敵。
6ハウス:保健衛生、病気、労働、身を削って働く。
魚座の歴史的背景は、生活を少しでも豊かにしようと、身を削って働きました。苦しさから信仰心が生まれました。信じる心で少しでも楽になりたい宗教が盛んになりました、病気からワクチンなどが発明され、入院設備も良くなり人々の寿命が伸びました。これらは人が直接管理した時代といえます。
水瓶座時代は11ハウスを受け持ち、向かい側の獅子座5ハウスにも関わります。
11ハウス:宇宙、航空、テクノロジー、文学・科学、人々と喜んで働く、感情を避ける、因習に囚われない、博愛主義、願望、理想、仕事以外を楽しむ。
5ハウス:冒険、子供、投機、趣味、遊び、個人事業欲、可能性の追求、枠にはまらない。
トランプ氏の白人至上主義は時代に逆行しているので大統領選は難しいと思います。
宇宙旅行が手軽になり、人の手を使っての管理やサービスから、Aiで管理された職場など考えられます。介護の世界では人とのふれあいが認知機能が高められると言いますが、ロボットも高度になればお年寄りの話を聞いて、的確な受け答えが出来るような開発が見込められます。最初は機械だからと味気ない感じを持つが、長い間には慣れてきてしまって、逆に人間が関わると精神的に疲れてしまう気配もなくはないです。
働き方も自由出勤になり、会社からの指令より、自分から率先してアイディアを活かす働き方。そういう型にハマらない企業が多くなりそうです。現にIT大手はもうすでに働き方改革を行っています。仕事と娯楽で思い出すのは淡路島に移転した人材派遣会社「パソナ」。窓からの景色を眺めながら仕事をし、休みには釣り三昧なんて5ハウスと11ハウスの意味そのままです。「パソナ」は占星術に詳しい人いて、先を見ているとしか考えられません。
5ハウスの遊びというキーワードから考えると、昔みたいに会社に骨を埋める愛社精神は薄らぎ、仕事よりプライベートが大事という世の中の風潮ともなれば、娯楽産業の発展は著しいでしょう。
世界や身の回りを見渡すと、水瓶座の象徴がすでに働いているようです。2015年という考えられない長さでゆっくり変化していきます。魚座と水瓶座を経験できる時代に生まれたことに感謝すべきか分かりませんが、とりあえず感謝しときます。
頭の上の漬物石が軽くなる
やっとブログを更新する気持ちになりました。やはり月に土星のコンジャンクションは気持ちが沈みやる気が起きなくなります。過去の土星で経験している事なので、風邪をひかないようにとか、ストレスを溜めないようにとか、普通以上に気を付けていましたが土星のエネルギーには怖れ入谷の鬼子母神です。土星は自分ではどうしようもない避けられない重いエネルギーのようです。
ブログを書く気になったもう一つの要素は辻仁成氏の「退屈日記」「パリご飯」など、日々の出来事を変に構えず軽いタッチの描写に刺激されたこともあります。文章とは心の中で思ったり感じたことを素直に表現するに限る。難しい言葉を並べても読み手のハートに響かない。自己満足に過ぎないと気づいたのである。しかし、占星術の星読みはあくまで象徴からの分析なので好き勝手に加工することはできない。星読みをロマンに仕立てたストリーは、正統占星術とはまた違った分野にあたる。夢を持たせ娯楽に近い分野なので、これはこれで楽しむのも良いと感じている。
月から土星は離れましたが、プログレスの月が今だ12ハウスに滞在しています。2023年6月まで完全にスッキリしません。惑星自体には罪がなく宇宙の営みに沿って進行しているだけ。視点を変え12ハウスの意味合いを楽しめば良い事と前向きに開き直った結果やる気に変化が!良くも悪くも人は星に影響受けながら進化して行くものだと肌で感じた日々でした。この期間の経験があってこその進化なので土星エネルギーに感謝しなくてはいけませんね。
明けましておめでとうございます。
地元の子守神社参拝に向かうとき、東の空に竜神様がいらっいゃいました。
”ブログをを暫くお休みします”
長い間、占星術への情熱を滾らしてきました。一生に1回遭遇するかのパンデミックを目の当たりにすると、人間の知恵では制御できない自然界の威力に脱帽しざる得ません。これらを垣間見た影響かどうか分かりませんが、自分自身の魂のステージも変わってきました。プログレスの月が12ハウスに入って来た頃、「顕幽一如」顕世(うつしよ)目に見える世界から幽世(かくりよ)目に見えない世界に思いを馳せるようになりました.。目に見えているこの世は20~30%といわれます。晩節に入ると誰もが経験する境地です。占星術では12ハウスは隠遁の意味があり、どうやら幽世の世界に誘われたようです。人間は星の運行通りに動かされていると妙に実感です。そんな訳でブログを暫くお休みいたします。また違う形でメッセーをジ発信できればと考えています。
尚、ルルドの部屋での対面鑑定は継続いたしますので、待機スケジュールは更新させていただきます。ご高覧ありがとうございました。
河合七星 2021/11 小雪の候
転生と宇宙摂理
エドガーケイシーの語る占星術は一般的な占星術と違い、輪廻転生による霊的成長が概念のようです。ケイシーが語るには人間が生まれ変わる時期は地球の収容力が関係し、多くの人口を養えない時期は転生までの時期が長くなり、受け入れ可能の時期は転生の周期が短くなるという。それでも平均10年から100年と述べています。
現在の地球は自然資源を食いつぶした状況であり、自然災害が頻発する地球になりました。中国ビジネスは北海道の土地を買い占めています。買い占めの目的は水資源です。約14億の口を潤すには自国だけでは勿論足りません。土地の売買は日本の不動産業が窓口になり、買主の中国人は表に出ないそうです。土地の所有者は安心して売却に応じるそうです。土地を手放す所有者は高齢が多く、頭がしっかりしているうちに処分しようと考えるでしょうから。
地球環境は市民や科学者が考えているより、待ったなしの危険な状態であるといわれています。地球温暖化で海洋生態系の変動により、将来は魚がいなくなると海洋関係者は警鐘を鳴らしています。水も魚も動物もいなくなったら、タンパク質は豆からだと真面目に研究している専門家もいます。
エドガーケイシーに戻りますが、地球上の資源が枯渇した場合、地球に転生の数が少なくなります。ではその魂はどこに行くのでしょうか?地球に一旦は生まれたが、元々は星から来た人であったら星に帰るのが無理がない考えです。彼らはスターピープルと言われる存在達です。
もう亡くなられた船井幸雄氏が「宇宙からメッセージを伝える少年」と対談しました。多分2013年あたりの会話なので、現在少年は22歳になっているはずです。少年曰く、船井先生は宇宙ステーションの中で「特別調査第一責任者」という役職についていたという。船井先生の容姿はこの世の船井先生と同じですかと聞くと「全く同じ」と答えたそうです。船井幸雄氏は地球上でも存在し、別の世界でも存在するパラレルワールドといわれる並行次元にいらしたのです。この話を知ってから人が亡くなった場合地球だけに転生するとは考えにくくなりました。占星術に興味を示したきっかけは夜空に輝く星たちを眺める事が大好きな子供時代があったからです。もしかしたら元々は星の住民で魂を磨くために地球にやってきたと思うと、いつかは星に帰れるのだと思うと!うれしくなりました。
「ガイアプロジェクト2012」著者は韓国大学教授のチャング・フィヨング氏。内容は地球と全宇宙の計画プロジェクトがあるという話です。2005年に霊界の封鎖が始まり、肉体の死を迎えた魂は宇宙飛行体に乗り込み、地球を離れて自分が選んだ星へ向かう。驚きの話になっています。今までは地球の出来事を監視する待機だったが、現在では多くの星から地球上空に来る飛行体が増え、学びを終えた存在を母星に輸送するために待機していると書かれています。ケイシー・船井氏・少年の話から考えると全く嘘でもないような気がしてきました。松村潔氏もスターピープルの掲載が多くなり、洞察力に長けた方なので未来予知を語っていると思われます。
ブラヴァツキ―夫人とオルコット大佐 神智学協会
修験道開祖 役小角 超人 モリヤ
チャネリングと次元の変化の中で
4年振りに高田馬場にある「預言カフェ」に行ってきました。人生の過渡期を感じる時に預言をいただき参考にしています。預言カフェがオープンしたてに預言をもらいましたが、その頃から比べると信者さんのチャネリング能力は格別に精度が増してきたなと感じました。(カフェはアライズ東京キリスト教会が運営しています。神から預言を降ろす方は信者さんになります)
信者さん方は、気配りが効いた乙女座ぽい雰囲気を醸し出しています。この教会だけではありません。往々にして宗教団体の信者さんは粗食をモットーにしているのか、楚々としたスレンダーな方が多いような感じがします。揚げ物、肉こってりは俗世界の食べ物なんでしょう。
チャネリングと言うと海外では「エドガーケイシー」が有名です。日本では青森恐山のイタコの口寄せ、南は沖縄のノロなどその土地に根付いたシャーマニズム文化といわれる。
エドガーケイシー、1877年3月18日アメリカ・ケンタッキー州ホプキンスビルという小さな町で生まれた。幼少の頃から死者の霊や植物の精霊が見えた子供時代。少年期になるとその力は失われ、聖書に夢中になった時代を送る。聖書を13回通読後、ケイシーは神秘体験をする。森で聖書を読んでいる時、まばゆい光を放った女性が「あなたの願いを言ってごらんなさい」と語りかけ、ケイシーは「病人や悩める人々の助けに人になりたい」その神秘体験から10年後リーディング(催眠透視)能力の一端が表れました。
ケイシーの催眠リーディングは医学に詳しいマスターか光の存在がガイドになりケイシーの口を通して病気治療のノウハウを伝えたと考えられます。ケイシーはキリストのようになりたいという願望が高次の存在から使命をもって選ばれたのでしょう。
チャネリング関連の書籍を何冊か読み解いてみると、チャネリングとは自己に連綿と続く魂(ハイヤーセルフ)を通して愛と光の存在(内なるガイド)との繋がりを指します。
例えばチャネラーが「私の使命はなんでしょうか?」とガイドに問うと、ガイドはハイヤーセルフにアクセスし、更にガイドはハイヤーセルフを通してチャネリングした当人にメッセージを降ろします。ハイヤーセルフは同時通訳の位置になります。ガイドは波動なので言語で伝えたりしない訳です。ハイヤーセルフは転生した魂なので、日本人もいれば外国人でもあったはずです。言語を使い分けるのはハイヤーセルフの仕事になります。これらの流れには納得させるものがあります。
ガイドの存在は守護天使含む、ミカエルやラファエルのような天使。銀河系や四次元の世界からやってきた光の存在。タイムトラベラーのサン・ジェルマン伯爵のセント・ジャーメインのようなマスター。神智学のブラヴァツキー夫人に接触した、モリヤやクート・フーミはマハトマと呼ばれる存在で(人間として進化を終えた超自然的人物)さまざまな霊的アドバイスを夫人に送ったとされる。日本ならさしずめ修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)不思議な力を駆使して空や野山を駆け巡り、鬼人を自在にあやつったとされ、実存した偉大な修行者といわれている。
チャネリングはトランス状態に入る時のイニシエーションが重要で、崇高な存在に意識を集中することがガイドと繋がる鍵になります。ガイドと繋がった時には何かしらの身体感覚が生じ、繋がったと自覚できるエネルギーワークといえます。トランスにはコンシャストランス(意識がある状態)とアン・コンシャストランス(意識が無い状態)があり、エドガーケイシーは後者になります。
ガイドと繋がる一連の所作より、トランス状態に持っていくほうのが難しいと思われます。トランスは(変性意識)と言われ、人工的に作り出すヘミシンクなどがあり、お薦めできないドラッグなども挙げられます。
トランスで思い出すのが小学生時代の盆踊りでした。踊るのが楽しくて夢中で踊りました。恥ずかしいとか疲れたとかこれっぽっちも考えず踊り続け、帰りの遅い私に母は怒っていました。何かに憑かれる状態がトランスだったと言えます。そうしてみると日常でのトランスはどなたも1回は経験していると思われます。しかし、そうそう作られるものではありません。
預言カフェでは、お客様がコーヒーを飲み終わった頃を見計らって預言をしてくれます。録音ONにしたとたん「主はいわれます・・・」と始まるのでトランス状態に入ってからのチャネリングではない、何か特殊な訓練を受けてのチャネリングと推測しました。この教会では預言の訓練を受ける講座があるようですが、勿論キリスト教の信者しか受け付けません。
変容意識に瞬時に入れる訓練とはどんなものか非常に興味があります。根本的に脳を作り変えるのでしょうか?脳を作り変えると言ったらオウム真理教を思い出します。あのへんてこな形のヘッドギアですか信者が被ってました。アライズ教会はノーマルな感じがします。教会内は変なエネルギーは感じがしませんでしたから。
話を戻しますが、誰でもチャネリング能力はあるがガイドの目的は宇宙創造。人類をオクターブ上の世界に引き上げる事。名声や現生利益を考えるとチャネルは開かない。より高い次元、内なる神性に気づき、光の存在と自己との相互のチューニングによって扉が開かれる(チャネルが開く)と説いています。
多くの高次元の魂がこの時代に転生しようとしています。地上を越えて高次元の領域からガイダンスを受け取る人たちは増えています。チャネリング能力を持つ人がかってないほど増えています(オープニング・トウ・チャネルより)
地球の波動は上昇し続け、電磁場の波動に変化が起こっているのは熱波や洪水といった現象を世界中で引き起こしています。地球そのものが別の次元に移行しているといわれています。その地球に暮らす人類の中で別の次元や高次元の領域を旅する人の数も増えているといわれ、「超感覚的知覚」「予知能力」「テレパシー」「クレアボヤンス」スピリチュアルセンサーが活性化した能力の人が自分の周りにもいる時代に入ったということです。
人類の進化として若者は顔も顎も全体的に細くなり宇宙人ぽく見えなくもないです。地球も人類も少しずつ別の次元に移行していると思わせる事柄が世界で起こっていることは確かです。
水瓶座冥王星時代
再度水瓶座冥王星を取り上げました。何故かと言うと出生図に角度をとる天王星・海王星・冥王星の3惑星は人生に大変化を与える惑星達だからです。とりわけ冥王星は「有るか・無いか」ハッキリしていて中途半端はありません。私自身、10ハウス天秤座太陽にトランジット冥王星が収入を表す2ハウスに、長い間90度の角度をとっていました。天秤座は周りを気にするサイン、山羊座は周りを気にせず黙々と結果を出すサイン。90度は横やり的にサインの象徴が表れます。
滞在期間が長く、その間いろいろな事が起きました。太陽の象徴、肉体や人生目的意識、パートナーに関しての問題が収入を通して葛藤しながら変容させられました。これら(天・海・冥)が太陽・月に関わると人生の転換期と捉えます。
冥王星は山羊座滞在を残すところ2年余りになります。その後、山羊座と水瓶座を行ったり来たりして2024年11月には完全に水瓶座に約20年間滞在します。
山羊座冥王星時代は冥王星と山羊座の支配星である土星がコンジャンクションしていると考えます(徹底したルール意識)。土星は忍耐、制限、病気、孤独を象徴し、冥王星は全てを奪うか全てを失うか、有無を言わさぬ変化そして遺伝性の病気など象徴します。土星・冥王星共に暗く憂鬱を意味し、規律や規則を重んじ、目的の為なら我慢をしたりさせられたり現実主義が強まります。
山羊座は地の活動を表し、社会性を育成する星座です。会社には様々な性格の人たちが集まり、その中で仕事を通して上下関係や業績を上げることに一生懸命です。その結果社会での安定した立場を築く事ができます。しかし支配星の土星は冷たく控え目という意味がありますので、本音は見せず尚且つ個人の能力を目立たないように集団に同化していれば良い時代でした。
山羊座冥王星時代の終わり頃にパンデミックで一気にマイナスの象徴が噴出してきました。縦社会、承認の遅延、鈍さ、目の前だけの社会しか見られないという視覚の狭さ。山羊座を大きな社会そして国家として考えると、政治・経済は今までのやり方では通用しなくなります。今までは政府のやり方に反発することがあっても大きな抵抗はなく過ぎて来ました。しかし民衆は我慢の限界を感じ、怒りの声を上げ出しました。山羊座冥王星時代は終焉に近づき、次のサインの水瓶座の象徴、自由と独自性という個性を表現し、風通しの良い時代に向かっています。
水瓶座冥王星時代は冥王星と天王星のコンジャンクションと考えます(徹底した独自性)。天王星は突発的な変化、改革、革命、斬新、電気、宇宙ロケット、コンピューターなど先端技術を表します。水瓶座の心は知的で文学科学を好み、外交的で寛容、議論好きでもある。上下関係より横の広がりを望みます。ネットワークを通じての情報を元にビジネス展開をする個人経営者が多くなると考えられます。山羊座時代は会社に従っていれば生活の保障は与えられましたが、水瓶座冥王星時代は個人の才能や先読み能力に長けた人が時代にマッチした成功の道と言えるでしょう。実現できない理想、理想論への固執、独断と偏見、反社会的態度などマイナスの部分も水瓶座の範疇です。頭でっかちに成らず、氾濫する情報に踊れされず、しっかりとした目で見極めていく力が必要かも知れません。
水瓶座90度にあたる、牡牛座・蠍座。180度の獅子座・水瓶座に天体がある方は冥王星を通して絶対的力を強制的に使わされ大変化を余儀なくされます。どんな事柄が起こりえるのか?その方の年齢・環境・背景など考慮して問題点を探っていきます。
時代の変革期に思う
パンデミック影響下では、これ以上大変な事がないという思いがあり、政治家の動向や有名人の今後とか、コロナから比べたら取り上げる事でもないと言う理由からチャートを起こす意欲もわいてこない日々が続いています。巷では同じ理由かどうか分かりませんが、チャート解説のブログは少ないような気がします。
トヨタ自動車の社長が先日「永久雇用は今後ない」と発表しました。大手企業から一般企業までの雇用形態は急速に変化していく流れを感じます。個人として能力のある人は企業側も手放さず、これと言った売りがない人の社会的ポジションは不安定になり、抱える家族や子供たちも波を被る事に不安を感じえないです。風の時代を象徴する今回のトヨタの発表です。組織に従属していても、一個人の能力が試される世の中になります。
銀行はAIが行員の仕事を受け持ち、将来的には窓口そのものがなくなります。盛んに電子通帳を進めるメールが銀行から届いてます。2009年アイフォンが売り出されました。例えば50歳の人が使い始めたら現在62歳になります。今後10年計画で買い物や、全てのお金の出し入れがスマホ決済となると、人々が難なく使いこなす時代になります。若年層はもちろん問題ありませんから。
中国ではもうすでにお金の出し入れはスマホ一本で行われており、高齢者はスマホを使うことが出来ず買い物も儘ならないと中国人から聞いた話です。中国の場合には急速に国が発展し、農村部ではITと現実生活とのズレがあるそうです。
私の住んでいる住宅でも中国と同じような事が起きてます。高齢者が友人と近くのチャイニーズレストラン「バーミヤン」に行きました。テーブル上のiPadの操作が分からず注文出来ず店を出たと言っていました。お腹が空いているのに気の毒になりました。店の人に聞いてみれば良いのにと思いますが、本人たちはシステムに嫌悪感を感じ、食べる気が無くなったと言っていました。
時代を遡ると変革期には同じような事象が起きてます。祖母は着物での生活が普通でした。母が勧めても洋服を着ることに躊躇していました。初めて洋服を着た感想が「足がスース―して落ち着かない」と....真夏なのに。祖母にとって着物から洋服への記念すべき変革期にあたります。
知人の女性はまだ50代なのに「昭和に戻りたい」と言ったのには驚きました。世の中がIT化しすぎると確かに不安があります。チャップリンの「モダン・タイムス」が思い浮かびます。機械が出来ない事を考えることが、今後の生きて行くヒントのようです
マドモアゼル愛氏がお金を落とす時代を説明しています。現在は蟹座時代にあたります。家族や女性でも行きやすい店作りでないとお金にはならない。確かに飲食店など女性が気に入れば男性のお客様を連れてきます。蟹座の次は獅子座です。遊びや楽しみがキーワード。パンデミックで娯楽そのものを我慢してきました。星座の順番もありますが、コロナ明けには反動で遊びのボルテージが上昇することが予想できます。子供・恋愛・芝居・映画・アミューズメントパークなど娯楽が獅子座象徴になります。
そう思うと星の運行通り、エメラルドタブレットに刻まれた「上にあるものは下にある」「宇宙にあるものは地球生活にもある」パンデミックも宇宙運行に組み込まれているのかと思うと、地球意識から宇宙意識への変革を試されている期間とも考えられます。 2021/6/29 魚座の月にて
マドモアゼル愛氏の動画を見て
最近ハマっているのが占星術界の大御所「マドモアゼル愛」先生の動画です。
マドモアゼル愛氏の本は、占い好きの若い読者向けと思い込んでいたので手が伸びませんでした。買いあさる本はもっぱら松村潔氏でした。しかし「タロット・神秘と解釈」「マンデン占星術」「トランスサタ二アン占星術」といずれも内容は哲学的で尚且つ宇宙での滞在や、見えない世界へ行かれてしまって難解です。大体3回読むと頭に入りますが、上記の本は5回読んでも全ては理解できそうにありません(泣)
活字がないとダメな性分なのでどうしょうと考えていた矢先に愛先生の動画をみました。昔からもちろん名前は存じてましたが、男性なのに「マドモアゼル愛」という名前に抵抗がありましたが動画をみて素晴らしい方なのでびっくりしました。初期の占星術界は「トービス・星図」お弟子さんの「ルル・ラヴァ」などカタカナ名が目立ちました。その当時は星占いというファンタジーを売りにしていた時代なので、カタカナ名の方が読者としては神秘的に感じるのでしょう。研究家には門間寛明氏や潮島郁幸氏という漢字名が多かったような気がします。
パソコンも無く、占星術の本もさほど無い時代に手計算でチャートを起こした方々です。マドモアゼル愛氏はルネ・ヴァンタール氏と同じ時期に勉強されたようです。惜しくもルネ氏10年前にお亡くなりました。
動画での愛氏は謙虚で押しつけがましくなく、庶民的な雰囲気を醸し出しながら、知的な話を誰にでも分かりやすくお話されてます。世の中の動きに対しての洞察力には目を見張ります。惜しみなくYouTubeに現在起きている事、国際、政治、金融と星を絡めて頻繁に発信しております。何でもお金に結び付けようとする習い事は思惑が透けて見えて嫌ですね。愛氏は少しでもより良い生活の指針になればとの考えで発信していると思われます。やはり本当に世の中を良くしたい人は思考が違うのかと感心しました。豊富な情報と人間味溢れた話し方に学ぶべきところが沢山あります。
知的好奇心を掻き立ててくれる動画に日々”感謝”
日米首脳会議から日本の未来を考える
菅首相がバイデン大統領と経った20分間のランチ会談。初対面ではお互いに緊張するし、間に通訳も入るのでエンジンがかからない間に終了という体裁を繕った会談のようでした。しかし、いくらアメリカの国民食と言っても、国のトップへのもてなしにハンバーガーとは...アメリカ側に何か魂胆があるのか、それとも実務オンリーなのか分かりません。
今回の重要な課題は「インド・太平洋地域の安全」と「台湾と周辺海峡の重要性」を挙げました。今までの日本は安保はアメリカ・経済は中国という政経分離国策をとってきました。アメリカから突き出された条件は、インド・太平洋周辺に有事が起きた時、日本はアメリカの「ハブ」になれとの要求です。長年の沖縄問題が素っ飛ぶほど驚愕の提示ですが、世界の主権が変わろうとしているので考えられる提示でもあります。アメリカの背中に隠れていた時代はいよいよ終わりを迎え、自国で何とかしなければならない時代に突入しました。明治憲法公布された「日本帝国図」ではMCに冥王星が近づいて来ました。水瓶座冥王星は政府機関の10ハウスに約20年間入っていますので、政府は今までにない力と生まれ変わる意味の冥王星時代を迎えます。
日本はアメリカに守られていた面もあるので、全面的にアメリカを非難することはできません。しかし米中との関係がきな臭い昨今、日本は反中国に舵切りの転換を迫られた日米首脳会議の内容であり、政財界とも激震が走ったと思われます。日本は中国に40%の輸出量がありますので、日本経済の根本が変わっていくのは目に見えています。
中国が急速に発展した理由は地道な研究成果でなく、コピー文化上の発展です。ここが海賊国家と言われる所以です。強引な主権と拝金主義で世界を制覇しようとしているが、内面性の価値というか、お金では変えられない心に訴えるものがないと人々は心底共鳴しないのではないでしょうか。中国4千年の中に「詩文の美学」など美の理念と表現など栄えた時代がありました。拝金主義者もいるが内面性を大事にする人もいるはずです。最高指導者の習近平氏はある意味真面目に国づくりに精を出しているのかも知れません。約13億人の口を食べさせなければならない責任があるからです。なりふり構ってはいられない状況なんでしょう。
春分図では土星・天王星90度の影響下。コロナ渦や米中戦略で日本が関わる重要な時代の移り変わりに生きている私たち。物の豊かさより省エネ精神と精神的な楽しさを見出す生き方にシフトする時代を迎えるようです。
”タロットの神秘と解釈を読んで”
松村潔氏がアレハンドロ・ホドロフスキー著「タロットの宇宙」に触発され「タロットの神秘と解釈」を出版されました。早速取り寄せてみましたが、753ページと分厚く、カモワン版を基準にして書かれています。ホドロフスキーで思い出すのが、日本でカモワン版をいち早く取り入れた大沼忠弘先生です。フィリップ・カモワン氏とホドロフスキー両名でカモワン家(コンヴェル版の製造元)に伝わるアルカナの象徴体系の復元したと大沼先生から当時伺いました。鑑定経験からカモワンタロットは他のタロットより未知の領域にアクセスしやすいツールと感じています。そんな訳で鑑定の際、物質世界問題はウエイト版を霊的世界はカモワン版と使い分けています。
カモワンカードの小アルカナは数字と抽象的絵柄になります。ご存じの通りウエイト版は全札絵柄なのでリーディングの際は絵柄から受ける影響は大きなものです。ここからが問題点です。
松村潔氏は「徹頭徹尾」数の原理から読むべきだと言われています。アルカナは、西洋占星術・カバラ・数秘術・錬金術・神話などが源泉と考えられていますが、はっきりとした事は分かっていません。マルセイユ・タロットは厳密な幾何学的構図が収まるように出来ているので、カードを数の原理で読みなさいと言う松村氏には納得するものがあります。
そもそも幾何学的構成は建築技師団によって造られたものです。「皇帝」のカードでは王冠に建築家を表すコンパスが描かれています。フリーメーソンの起源も石工組織から成り立ち、コンパス(精神と天上)と直角定規(物質と地上)がシンボルマークに使われています。余談ですが、フリーメーソンの神はルシファーであり、宇宙の偉大な建築家であるルシファーの目的をメーソンを使って世界を意のままに作り上げようとする象徴(コンパスと定規)にほかならないのである。もう一つのシンボルである「万物を見通す目」は神の目ではなく、ルシファーの目なのであるから驚きです(ルシファーは元々美しい大天使)
神殿や大聖堂を造るにあたって計算は欠かせません。数にはロゴスが宿るといわれ、占星術など数の原理から構築され幾何学図形の体系でできています。
松村氏はウエイト版の絵柄は数の意味から離脱していると感じるようです。良くも悪くもパメラ氏の物の考え方が絵柄に影響していると書かれています。絵柄を書いたパメラ氏にウエイト氏がどこまで細かな指示をしたのか、今となっては残された資料はありません。パメラ氏も魔術結社に所属し、十分に分かっていたはずです。
「タロット神秘の世界」を読み進めると今までのタロット学習は何だったのかという思いに駆られます。例を挙げると「ソード8」である。ウエイト版では女性が目隠しをし、身体は綱で縛られ見るからに八方塞がりの状態にみえます。多くの出版物では「身動きのとれない状態・束縛・障害」などと解釈されています。
松村氏は「行ける場所をどんどん狭くしている」本来「ソード8」にはそんな作用はない。間違った使い方をすればこうなる。だからこのカードを描いた人の知識は(ソードは風の元素が示す、言葉や知識・情報)女性の直感を台無しにすると考えている。8は圧縮し、凝縮し、昇華の方向に持っていく。突き詰めて突き詰めてというふうに、知識の面では純度を高め、高度な精神に入っていく。(タロット神秘と解釈より抜粋)
これまでの解釈とだいぶ違います。しかし、実践家としてソード8の解釈はタロット指南書に示された解釈も当てはまるところは大いにあります。松村氏は絵柄からのイメージは限界があり、思い込んだ枠から解放されないマイナス面があるのではないか。数字の意味から考えると、これ以上単純な用語はないと言われています。カードリーディングでは先ずは数から、肉付きは連想からの絵解きとおっしゃっています。しかし、著者の「タロットの神秘と解釈」は一言でいって難解です。占い本でなく恒星に帰還する取り扱い説明書の内容です。
クリスチャン・ディオール「タロットの世界」
2021年ディオール春夏オートクチュールコレクションで「タロット・カードの世界」を発表しました.。ショートムービーが幻想的で画面が素晴らしく、タロットカードの絵柄が持つオカルティックでミステリアスな魅力を完璧に表現された作品です。エンディングでは出演者や製作者の名前がスクロール画面みたいに延々と続きますが、音楽が心地良いので最後まで見飽きなかったです。
衣装はオートクチュールらしく繊細で手の込んだ創作に感嘆のため息がでます。
物語は愚者から世界のカードまでの神人合一のストリーになっています。ミラノの領主であったヴィスコンティ家、その後引き継いだスフォルツァ家の為に作られた手書きのカードが271枚発見されています。ヴィスコンティ家(後にピアポン・モルガン-ベルガモ・パックと言われた)の当時のカードは175ミリ×87ミリとサイズが大きくゲーム使用では大きすぎるので、やはりミラノ公が名刺のような使い方をしていたようです。お抱え絵師がいるので、心置きなくカードを手放していたのでしょう。ゲームで使っていたらパックで残っているはずです。各地バラバラに残っているのがゲーム用でないのが頷けます。
若い女性が占い師から「カードを1枚ひいて」と促され、開いたカードが女帝。神人合一の旅はここから始まります。ヴィスコンティ版の女帝の衣装はスフォルツァ家の紋章「三つのリング」裾にヴィスコンティ家の紋章「結ばれた垂れ幕」が左裾に描かれています。物語での若い女性は子孫繁栄の意味の「ザクロ柄」のドレスを着ているので、ウェイト版からインスパイアされてのストリー構成。ヴィスコンティ版はウェイト版のように「大地母神」の意味はなく、スフォルツァ家のマリア・ヴィスコンティを描いたカードのようです。
スフォルツァ家の紋章 ヴィスコンティ家
「三つのリング」 左「マムシ」 右「結ばれた垂れ幕」
1904年頃からオカルトタロットの大衆化の始まりです。クロウリーやアーサー・E・ウェイトなど誰でもカードの象徴を頭に叩き込めば、ある程度のリーディングはできます。タロットの裾野を広げた時代の幕開けでした。
タロットカードの勉強にはウェイト版から入る人が多いようです。全札絵柄で構成されていますので馴染みやすい反面、絵柄に左右されやすい面もあります。松村潔氏によるとカードの意味は徹頭徹尾、数の意味が重要と書かれています。ソード5・ソード7など見るからに意地悪さが感じられる絵柄です。リーディングでは騙されたり、悲しみと読んでしまいがちですが、生き方の理想としては四大と言われる、「火・水・風・土」とのバランスが大事なので、5の数を表す自己主張も大事と言っています。数秘での5の数は自由と変化なので、おそらく自分の目的の為に使われる自我の強さでしょう。
話はウェイト版にもどしますが、何といっても功績はカードの絵を描いたパメラ・コールマン・スミス。彼女の母方の曾祖父は子供向けの本を書いており、彼女の父親も膨大な浮世絵のコレクションを所有していたそうです。日本画からの影響は大きかったはずです。デッキケースには和柄のドレスが描かれています。生活の為に挿絵など多くの仕事をこなしていたに関わらず生活は困っていたようです。20世紀最大の傑作タロットを描いたパメラは1951年9月18日73歳で永眠しました。私的には力のカードの冠から芽生えている新芽の繊細なタッチが好きです。
実験劇場展開法
寺山修司が創作に行き詰まった時に、タロットカードからヒントを得るという記事を読んだ事があります。天才でも考えが浮かばないことがあるのかとちょっと驚きです。そんな訳で私も題材を決めず「カモワンタロット」を開いてみました。寺山修司ワールドの「実験劇場展開法」と勝手に名づけました。
カモワンタロットには特殊な展開法がありますが、シンプルに3枚引きにしました。鍵を握る皇帝が見る先に世界のカードが出たので、中身の確認のためにサブカード1枚で終了しました。
女帝3の数字は奇数であり能動的な性質の女性像になります。生活に時間と余裕があるので、シャボン玉のように思い付きが止めもなく沸いてきます。想像の世界のみ存在する心理の世界を視ています。女帝は皇帝の方を向き皇帝は女帝に向いています。女帝のアイデアを皇帝が現実に落とし込もうと考えているのかも知れません。皇帝の4は偶数であり行動的ではありません。その皇帝は女帝を通り越して世界を見ています。世界は2プラス1で女帝の生産性と創造性への拡大になります。歓喜のダンスを踊る両性具有の周りには4大獣が取り囲み、四大元素をフルに使い新しい世界を生み出そうと皇帝は目論んでいます。ここまではタロットカードの原型象徴リーディングです。
ここからはもう少し視野を広げてのリーディングになります。カードの展開は必ず必要と思われるカードが出ます。必要でなければ別のカードでも良いはずですから。
3枚のカードから感じた事柄は現在の日本の状況が浮かびます。コロナ感染症で政治・経済・生活と以前とは考えられない状況となっています。女帝の思い付きで対策が一本化されず緊迫感が薄いような対処法を次から次へと打ち出す。リーダーシップをとる政府機関は4という数字の如く共通の型を生産し普及させて行かなければいけません。ワクチン製造やワクチン接種など民衆の衛生観念に対しての政府から民衆への型押しになります。皇帝のカードは権力を持ち、強圧的な統一が主眼になります。政府機関はその先の世界を見越しての行動なので少々権力をかざされても民衆は我慢しなければならないようです。
感染症は瞬く間にボーダレス化して世界を恐怖に落とし込めました。世界のカードが出たということは、日本は島国だから大丈夫という観念はまずありません。今後とも日本の裏側で流行してもすぐに日本に到達することになります。世界の国々と協力して封じ込めなければなりません。4の皇帝の図柄から考察すると地面に片足だけ着き即行動とは行きにくい。自らの行動で実態を視察するより権威を使って指示を出します。よって皇帝周辺の人々の能力に重きが置かれます。
世界のカードの内容を知りたくて小アルカナを引いたところワンドの7(R)が出ました。7は奇数で積極的であり、大アルカナ戦車のカードでは2頭の馬を操り目的に邁進する王子がいます。ワンドは火の元素であり積極的な姿勢であるが安定性はありません。安定してしまうと邁進力は欠けてしまいます。イケイケのときは有利に進むが、ひとたびタイミングや先読みが鈍ると弱気になります。間に入る女帝では鋭さや切込み能力に欠けているので、ここは皇帝と優秀な側近と共に四元素をフルに操り、具体策を立てての成功願望となります。展開の翌日皇帝にサブカードを出したらソードのクイーンが出ました。感情に惑わされず決定力と鋭い分析力が鍵を握るようです。
明けましておめでとうございます。
本来だったら抱負や希望に満ちた新しい年を迎えますが、昨年から続くコロナ影響で行動が狭められ閉塞感漂いながらブログ更新も遅れがちの年明けでした。しかし漂ってばかりいられません。コロナもいつかは終わりが来ます。希望をもってエンジンをかけ出した雲一つない晴天の日に記する。
水瓶座時代
2015年ごとに移る12の時代を何々座時代という。春分点は獣帯といわれる12星座をゆっくりと逆向きに動いていきます。時代の移り変わりは春分点歳差のためであります。
星座と次の星座には間があるがハッキリとした線引きが無いので、次の時代に移ったかは正確に判断できないようです。2000年から2020年に魚座から水瓶座に移行すると言われてます。
春分点がヘレニズム時代の数千年前には牡羊座時代と言われ、魚座を経て水瓶座時代を迎えます。人であれば誕生年月日時星座のさまざまな影響を受けるのと同様に、地球もサインの影響を受けるのが歴史的時代といわれる所以です。
イエスが生まれる以前にミトラ教という原始的な密儀宗教があり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教へと続く啓示の宗教の流れをつくったのがミトラ教です。ミトラ教は占星術と密接な関係があり、占星術的な考えから春分点歳差基づいて移り変わることを、もうすでに考え出していました。マギと言われる神官たちは占星術を用いて予言していたのです。
流れを汲んだにも拘わらずキリスト教はミトラ教を徹底的に弾圧してきました。過酷な生活から一時でも心の安らぎを得るのが神仏の正しい在り方だが、権力固持の為の宗教戦争は祈りの原点から外れてしまっているとしか思えません。何千年経っても世界は同じことを繰り返しています。
古代宗教のミトラ教もしかり、我が国の邪馬台国の卑弥呼もしかり、祈りを捧げてから占いの儀式に入ると書かれています。未来を予想したり、アドバイスを得たりするのは霊的な力と繋がり何かしらの答えを授かるのでしょう。
普段の生活でも祈りの心は大事という事のようです。「百匹目の猿現象」ある行動が一定量越えると接触のない地域にも伝わる超常現象の事を言います。皆でコロナ終息の祈りを捧げたら届くかも知れません。占いと祈りの関係は奥が深いので、次回のテーマとさせていただきます。
チャートの形が四角で、コンジャンクションは天秤座12度で起きてます。
17世紀の日本では豊臣秀頼が徳川家康に天下を取られた時代です。
グレートコンジャンクション
2020年12月22日に木星・土星のグレートコンジャンクションが宇宙の彼方で起こります。コンジャンクションは20年毎に周ってきますが、何でグレートが付くのか調べてみましたが、天文学の範疇であって説明を読んでも難解でした。早い話が木星と土星が重なる度数がまれにみる近さという事のようです。それでグレートと名づけられたようです。
しかし今回のコンジャンクションは山羊座から水瓶座に移行しての合なので非常に大きな影響が考えられます。出生図でも天体が次の星座にイングレスする時期はステージが変わり、未来傾向を読むには重要なポイントになります。
東北大震災では、牡羊座に天王星、魚座に海王星がイングレスした時起こりました。今回は山羊座の土のサインから風の水瓶座に移行。山羊座の土は固定、水瓶座の風は自由に吹いています。木星は社会での発展、土星は古風な価値観。水瓶座は人種や社会環境を問題としないので、ルールの上での開かれた発展性といえます。
サビアンシンボルで解釈
山羊座30度 秘密のビジネス会議
特権階級の人々がなにやら怪しい会議を開いています。会議に出席している人意外には理解されない内容の話をしている度数です。本当の目的はまだ話せません。世間の様子を見ながら実行に移そうと準備の段階です。
水瓶座01度 古いレンガ作りの伝道所
山羊座の固定した枠組みから切り離され、水瓶座は自由な生き方にシフトします。世界のあちこちにある「伝道所」。つまり理想を実現するには特定の場所に縛られず、共鳴する人たちがいれば世界でもどこでもOKという度数です。政府や会社に頼らず、自分の頭で考えての理想社会の追究です。
水瓶座02度 予期されなかった雷雨
理想を追求する為には、古い考えや習慣から離脱しなければ始まりません。新しい環境には軋轢もあるでしょう。思っていた事と現状は違かったり、選択は間違いだったのかとも思ってしまいます。始まる前には考えもしなかったアクシデントが予期されなかった雷雨です。
過去から未来へとスプリングポイント(分岐器)の時期にあたります。まだ古い考えがこびりついている脳には着いていけない会議の内容です。少しづつ世の中の反応を見ながら実行していきます。過去の価値観から脱皮する蝶のようなもので、まだ思い切って飛ぶことはできません。今後の生き方として、政府や会社に頼らず自分で考えなくてはなりません。考え抜いた結果でも思いもよらない事が起こります。起こったことで行き先がハッキリしてくるという水瓶座1~3度のサビアン解釈です。
日本帝国チャートではMCが水瓶座01.16度。マンデン占星術ではMCの10ハウスは政府機関、最高権力者として総理大臣があげられます。もともと10ハウスは山羊座の定位置、支配星は土星なので違和感はありません。土星は継続安定ですから政府は安定を目指す政策になります。一方の木星は広げる性質があります。幅広く政府は対処して確実で間違いがない結果をつくりあげなければなりません。社会構造改革の分岐点になるグレートコンジャンクションが考えられます。
水瓶座冥王星時代
2023年3月25日、冥王星は山羊座から水瓶座にイングレスし、山羊座と水瓶座を行ったり来たりしながら2024年11月22日には本格的に水瓶座に約20年間居座ります。冥王星に角度をとる水瓶座、獅子座、蠍座、牡牛座などに天体がある方はがダイレクトに影響してきます。他に150度、60度、120度とありますが、何といっても、0度、180度、90度に太陽・月を持っ方は影響大です。
冥王星は死と再生を意味し、地下世界に関連しています。個人の影響としては「執着や恨み・破壊・爆発・祖先・死後の世界・徹底的な変化・性行動」地下世界という事では「暴力と戦争・テロ活動・大変動・原子力・地下活動・独裁者」など恐ろしい言葉が並びます。
水瓶座の支配星は天王星、その天王星と冥王星が合体したと考えます。中途半端ではなく徹底的な変革になります。山羊座は集団の考えに従い、集団を乱す行為は社会的にNGという世の中の風潮でした。水瓶座は息苦しさから離脱し、空間を飛び越えて共鳴しあえばOKという自由さがあります。終身雇用制度や年功序列、サービス残業など解体され、能力があれば海外在住上司が日本の部下に指示を出す(大手は既にやってますが)。働き方大改革を迎える水瓶座冥王星時代。
2000年ごとに移る春分点歳差を12時代と言われ、春分点の獣帯をゆっくり逆向きに動いていきます。イエス時代は魚座であり、人々の心を癒す宗教が盛んな時代でした。冥王星水瓶座入りはダブルで水瓶座の象徴が強調される20年間となります。社会性は他人と違う寛容さ、風の不動なので既成観念ではなく、個人で物を考える独自性が求められます。
個人では冥王星が角度をとる天体・ハウスは塗り替えられ、元には戻れない事柄が起きます。自分の意志とは関係なく強制的に変化させられます。変化を受け入れる方は新たな環境を手にすることができますが、変化が苦手な方は辛いと思うかも知れません。冥王星はここ一番という時にスイッチが入り、とんでもない力を発揮します(火事場の馬鹿力的な解釈が分かりやすいです)人生の窮地に陥った時、冥王星のパワフル力が援護します。
更に美しい蝶へ ”メタモルフォーゼ”
ヤコブの秘境体系(七つの特性)
ヤコブ・ベーメ
1575~1624年、ドイツの恵まれた農家生まれ、身体が弱いので、両親は靴職人の道を進ませることにした。青年期に神秘体験をし、ある時期決定的な体験が訪れた。「神的な光明に襲われ、錫製の器を見て急に、その輝く霊とともに神秘の最内奥の根底もしくは中心へと導かれた」「そこには示された印と形と輪郭と色を通じて、すべての被造物のいわば心臓部ないし奥の奥を透視することができ、彼の心は喜びに満ち溢れ、彼は神に感謝しつつ心安らかに家路についた」フランクベルクがベーメの体験を記している。
その後パラケルススなどの神秘主義に影響を受け、数多くの執筆活動をし、その中に占星術、錬金術、ユダヤ神秘思想などの汎神論が展開された。
ヤコブ・ブーメの宇宙図(18世紀)永遠なるものと、自然の統合としての六芒星
神を頂点に、中段の永遠と自然が生まれた。両世界が物質宇宙を支配する。
神秘学者は、自らの知性と学問を頼りに、神秘的合一への洞窟を目指して階段を昇るが、神秘主義者は祈りや観想によって、一足飛びに神の光に参入することができる。ヤコブ・ベーネは後者の神秘主義者。
(七つの特性とは)
七惑星のことであり、ヤコブ・ベーメが惑星間の均衡や個々の作用によって生み出される効果を秘境的に記したものです。彼は惑星の背後にある原理に着目しました。
第一の形態(土星) (引き線文字はヤコブ・ベーメの記述)
荒々しく硬直的な原理、「内に引き込み、選定した中心の周りに結集させる」求心的な力で、引っ張り固めるのが土星である。
例えば2ハウスに土星がトランジットすれば、収入に対して問題が浮上してきます。収入を見直し修正し、平均性を作り出すことによって安定と持続力が保たれます。
第二の形態(水星)
土星によって課せられた抑制に対して開放を求めて努力する。不動性から永遠に脱出しようとして独立的遠心的である。その機能は物を考える精神「分けて分析」する形に見られる。
水星は月の好き嫌い伴うことなく情報処理する働きになります。「分けて分析」という言葉の上での意思疎通を示しているので、物言いがクールと言われる所以です。
第三の形態(火星)
二つへの抵抗の結果として生まれたもので、求心的(土星)な衝動と、遠心的(水星)な衝動との融合を表す。欲望の回転する輪になぞられる。突然の行動に移り太陽に続く。
火星は自分の目的をいかに対外的に生かせるかが重要になり、全体を否定し個人性を高める目的があります。活かすも殺すもコントロール加減が大事。
第四の形態(太陽)
太陽の爆発は精神の爆発であり、電光の炸裂になぞられる。太陽の形態での欲望の成熟は、自身の喜びと調和をもたらし金星に続く。
太陽は人生の意義を生産する働き。26歳から35歳までに、なりたい自分をみつけられないと短期的な仕事や、目的を失い無気力になりかねません。太陽は光を与える者。自分の中で意欲的になることによって、外界のチャンスを引き寄せ、そのことに喜びを感じると太陽になります。
第五の形態(金星)
この形態は紛糾解決に向け、活発に働いて調和を生み出そうとする。場所を誤った望みの蜃気楼の楽園となぞられている。
新しいことに楽しみや期待感を感じるのが金星。太陽の目的のために金星は根回しをし、月の好き嫌いより目的の為に柔軟に広げていきます。好かれるために愛嬌を振りまくとか、期待感や楽しみを追いかけ過ぎると自分の持ち場を失うことも金星の働きになります。
第六の形態(木星)
ここから木星の特徴である完全な自己認識と理解の形態が発展する。
木星はその人の内在する善をあらわし、ありのままの自分でありたい、細かいことを気にしない鷹揚さ。自分も人もみな同じように許し、共存していこうと思うのが木星の働きになります。
第七の形態(月)
月の形態はここに来て、ぐんぐん衰えるのだが、確固たる実存の最終結果に関与する。
好き嫌い、快適さ、喜び、怒り、悲しみなど、意識できずオートマチックに働くのが月。出生図での月の位置は居心地が良い定位置。ここでの休息によって、太陽はまた明日は頑張ろうという気になります。
この第七と第一の形態の間に関係が打ち立てられ、その結果七つの特性は循環的に働く。
ヤコブが生存した時代には、天体望遠鏡は土星までしか観察できなかった。この後、天王星・海王星・冥王星が発見され占星術の解釈も変化しました。もしヤコブが生きていたら、天・海・冥はどのような透視で解釈するのか聞いてみたいです。